講演会、学習会 いろいろありました!

古屋敷 一葉


 シーゲル神父が教えてくださったこと・・・自然破壊は近代化がもたらした3つの要素、加工(自然に戻らないものをつくる)、距離〈元の資源は外国から来る〉、エネルギー(使用量が格段に増えている)によって、生態系の循環が守れなくなったことから起きています。このことを頭に入れて、私たちができるのは、3R(refuseいらないものを買わない, reduce減らす, reuse再利用)です。具体的には…何を買い、何を買わないかをよく考える(買うなら地産地消費をすすめるもの)、省エネ(エネルギーを使わない、減らすだけでなく、自然エネルギーへの切り替えも考える)、ごみを出さない工夫をしていくことなどです。

 環境問題は政府の問題というより、私達の生活の問題です。神が私たちに任されたこの地球をどのようにしていくのか、私たちが生き方で示す必要があると感じました。
★5月は学習会「核兵器廃絶へ向けて勇気ある一歩を」
広島平和文化センター理事長のスティーブン・リーパーさんが言っておられたことで印象に残ったことは・・・核廃絶のためになかなか日本で(教会で)人が動かない理由として、平和を求める人は多いが平和を愛する故に対立や争いを望まないこと、平和運動は特定の人々がするものだと思っていることが挙げられます。しかし、ガンジーやキング牧師の行った人権運動は、人々の痛みの上に成立しています。核の痛みを感じているのは誰でしょう?想像できる人でないと動くことができません。それができるのはヒロシマ、ナガサキを抱える日本ではないでしょうか・・・という呼びかけです。
 私たちは痛みを感じている人々の隣人になろうとしているでしょうか。思いはあっても行いで示しているでしょうか、と問われているように思いました。
また、西尾禎郎さんは、平和のために貧しさを選ぶことを訴えられました。これはシーゲル神父の話につながると思いました。剣は鍬に、槍は鎌に・・・。
正義と平和委員会主催の行事は、知識を得るためのものではなく、自分の信仰と生き方を問い直すためのものだと思っています・・・。


戻る